
こんにちは、アダムです。
今日は「大企業を辞めてみた感想」を話していきたいと思う。
俺は会社を辞めるまでは、典型的な”レールに乗った人生”を生きてきた。
周りの人と同じように小中高を出て、大学に進学して、運良くそのまま大企業に入社。
そこまでは完全に「エスカレーター的な人生」だったと思う。
でも数年働いたあたりから、「このままでいいのか?」というモヤモヤが出てきて、だんだん会社を辞めたい気持ちが強くなっていった。
とはいえ、当時ずっと引っかかっていたのが「この整備されたレールを降りてしまったら、自分の人生はどうなってしまうのか?」という漠然な不安だった。
それでも最終的には大企業を辞めて、今は個人事業主として活動している。
今回はそんな葛藤を経て、実際に大企業を辞めてみてどう感じたのか?
そのリアルな感想を話していこうと思う。
結論:敷かれたレールから降りても大して変わらん


結論から言うと、大企業を辞めてもマジで何も変わらなかった。
そして、いかに自分がどうでもいいことで悩んでいたかがわかった。
大企業に就職できた人は、基本的には大学まで行っている人だと思う。
つまり、俺と同じように小中高大を通過した人たち。
言い換えると、先ほど伝えた”敷かれたレール”に乗って生きてきた人だと思う。
ちなみにこれは欠点ではなく、むしろ世の中が作ってくれたレールに乗れる能力があったということだから悲観する必要はない。
しかし、敷かれたレールに乗った人生を生きるデメリットとしては、逆に敷かれたレールから降りることが何かとんでもなく怖いことのように見えることだろう。
「整備された人生の枠」からはみ出ることがかなり選択しづらくなる傾向はやっぱりある。
でも、繰り返しになるけど、会社を辞めたくらいで人生は変わらないし、敷かれたレールから降りても急に生活が変わることはない。
特に、会社に勤めることなんてただの「人生の1つの選択」であり、「会社=人生」ではない。
大企業から降りられなくなっている人、多すぎ問題


実際に、俺のいた大企業でも「大企業に入ったは良いものの、降りれなくなっている人」がめちゃくちゃ多かった。
特に、運も重なってたまたま大企業に新卒で入れてしまった人は「今この地点」がトップだと思ってしまって、身動きが取れなくなっていた。
なので、自分の中にやりたいことがあっても、我慢してその会社にとどまってしまう人がとても多かったように思う。
そして、その人たちが幸せそうだったかと言うとかなり微妙だった。
むしろ、もう今からは動けないことを悟って、諦め、受け入れている人が多いように見えた。
でも人生は一度きり。
挑戦したいことがあるなら挑戦したほうが良いに決まっている。
あなたが守ろうとしているレールは大したことない


あとぶっちゃけて言うと、自分が守ろうとしていた大企業の肩書きと今までのレールは本当に大したことないことに気付いた。
実際にレールを降りてみた感想としても「何をそんな頑なに守っていたのか?」という感じだった。
おそらく、サンクコスト(今まで投資した費用や労力、時間)が原因だったと思う。
大企業に入るには、まず良い大学を卒業して面接を何回もやって合格したらやっと入れる。
だから、サンクスコストがめちゃくちゃかかっている。
要するに、過去の自分は「小中高大で培ったもの+大企業への就職活動の大変さ」で自分のいる地位を判断していたんだと思う。
でも、サンクコストで判断するのはいつだって間違いだ。
よく分析してみると、必死にしがみついていたそのレールは案外大したことないことに気づく。
大企業を辞めることは、人生の一大イベントではない


そして繰り返しになるけど、大企業を辞めたとしても途端に人生が変わるわけでもなければ、人生が終わるわけでもない。
「大企業を辞めること=人生の一大イベント」だと思っている人がかなり多い。
でも仕事は人生の一部であり、「仕事=人生」ではない。
俺なんて転職ではなく、独立してフリーランスとして働いちゃってる。
それでもなんやかんやちゃんと生きれている。意外となんとかなる。
ただ、こう言うと「もしフリーランスで失敗したらどうするんだ!」と反論してくる人もいるけど、失敗したら再就職すればいいだけの話。
世の中に会社は腐るほどある。
これも先ほどと同じように、フリーランスの失敗は別に人生の失敗ではない。
正直、俺も今はフリーランスという選択肢を選んでいるけど、今後ずっとフリーで活動するかどうかはわからない。
「失敗したらそれはそれ。また再挑戦したらいいだけ。」と思って過ごしている。
時間は有限


あと、会社を辞めるのかで3年とか悩んでる人もけっこういるだろう。
「もうやめるわ〜」とか言って、何年もその会社にいる人はどの会社にもいるはず。
でも時間は有限だ。
気になっていることがあるのであれば、自分でやってみて潰すしかモヤモヤを解消する方法は無い。
いくらネットで情報を拾ったところで不安と悩みは尽きない。
実際に自分で動いてみることでしか解決しないなら、動けるところから動いてみるべきだろう。
例えば、今の会社に自分がいる理由が何なのかを書き出してみるといい。
紙に書き出して客観的に見てみるだけでも「意外とこれだけか?」と気づくことがあると思う。
あと、ぶっちゃけ大企業まで行ってるような人であれば、ある程度の適応能力はあるし、どの会社に行ったとしてもある程度その環境に合った働き方ができるはず。
悩んでる時間はめちゃくちゃ無駄なので、変化したいなら早めに行動してみるべき。
今動けなくなってしまっている人はどうしたらいいのか?


ただ、おそらく今、この記事を見たからといって「わかった!じゃあ転職しよう!」となる人はいないだろう。
これを見て行動できるのであれば、もっと前にレールから降りられているはず。
なので次に「いやわかってるんだけど、なかなか動けないんだよね」という人はどうしたらいいのか?という話をしていく。
転職しなくてもいいから転職サイトに登録だけしておく


おすすめはまず転職サイトに登録してみることだ。
要するに、ちゃんと外の世界を見てみることが大事ということ。
おそらく今ずっと「転職しようかどうしようか〜自分の人生どうしようか〜」とモヤモヤしている人は、自分が今いる会社の情報以外が全く入ってきてないはず。
ただ、その状態はとても危険。
なぜなら外の世界を知らない状態では、動こうにも動けないから。
まず自分の市場価値がどんなものなのか、そして他の会社がどうなのか見てみることは今後の選択にとても役立つ。
たとえ今、転職する気がなくても複数の転職サイトに登録してみることはめちゃくちゃ大事。
個人的には会社で働いている人は全員、転職する気がなくても転職サイトに登録しておくべきだと思っている。
ちなみに俺の友達は就職した次の日に転職サイトに登録していた。
それくらい転職サイトはカジュアルに利用してみる方が良い。
個人的なおすすめはリクナビNEXTとビズリーチ。
大手で信頼も厚い。
経験者やプロに話を聞いてみる


そして、実際に転職した友達や転職エージェントの人に話を聞いてみると良い。
おそらくほとんどの人が「会社辞めるのって最初は怖いけど、やってみれば気軽なものだよね」と言うはず。
相談できる友達がいるなら友達でいいし、転職サイトならプロが無料で相談に乗ってくれる。
すぐ転職しないといけないわけでもないので一度相談してみるのはあり。
転職サイトなら個人的にはビズリーチが特に親身になって自分の話を聞いてくれたので、相談だけでもおすすめ。
「大企業にいる自分」を1番可愛がっているのは自分自身


ということで今回は、大企業を辞めてみた感想を書いてみた。
結論としては、大企業を辞めるという選択は思っているよりもあっさりしたもので、別に人生が変わるわけでもなんでもなかった。
そして辞めてみてわかったことは「大企業にいる自分」を1番可愛がっていたのは紛れもなく自分自身だったということ。
自分で自分の挑戦の可能性を閉ざしていては人生に発展はない。
過去のウジウジしていた俺にも「その必死に守っている大企業カードは思っているより大したことないから、まずは無料でできるところから動いてみようぜ」と教えてあげたい。